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PAMS - ソウル舞台芸術見本市2008
10月7日から10日まで韓国で開催された「ソウル舞台芸術見本市2008」 (PAMS)に参加しました。

■催事名: ソウル舞台芸術見本市2008
■英語表記: Performing Arts Market in Seoul 2008
■略称: PAMS(パムス)

■開催期間: 2008年10月7日~10日
■開催場所: ソウル市内の劇場、アーツセンターなど
Sejong Center for the Performing Arts / Sejong Hall / Myeong Dong Art Center / Koreana Hotel / KT Art Hall

■プログラム
- ブース出展・・・計78団体
- PAMS Choice(ショーケース)・・・計17団体
- PromoTe yourself・・・計10団体
- PAMS Plus
- オリエンテーション
- オープニング・レセプション
- ランチ・ミーティング
- フォーラム:
・“Status of Latin American Performing Arts & Exchange Strategies”
・“Introduction to World Music Festival. Organizations and Exchange of Ideas”

■参加者数: 韓国内 1,392/海外 144(42ヵ国)
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今回で4回目となるソウル舞台芸術見本市(PAMS)は、メイン会場を世宗文化会館(Sejong Center for the Performing Arts)に移し世界42カ国から舞台芸術関係者が集まり、開催されました。同時期に、アジア舞台芸術祭(Asian Performing Arts Festival)2008ソウル舞台芸術祭(Seoul Performing Arts Festival)SIDance2008(Seoul International Dance Festival) 、など多くのフェスティバルが行われ、まさに芸術の秋といった装いのソウル4日間でした。


◎ 1日目 10月7日

レジストレーションのため、メイン会場であるSejong Hallへ。
黄色のTシャツを着たPAMSIANと呼ばれる、ボランティア・スタッフの方々が、登録手続きをしてくださいました。こちらで、各参加者はそれぞれの参加形態に合わせたパスとプログラム、各案内の入ったPAMSバッグをもらいます。
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そして、最初のプログラムであるオープニング・セレモニーがSejong Camber Hallで行われました。ソウル舞台芸術見本市の代表であるGyu Seog LEE氏のスピーチがあり、PAMS2008の開幕です。また、ソウル舞台芸術祭アーティスティック・ディレクターのChul-Lee KIM氏より基調講演があり、「韓国の舞台芸術における国際交流の現在」というタイトルで、お話を聞くことができました。
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           ウェルカム・スピーチをされる Korea Arts
           Management Service 代表 Gyu Seog LEE氏


その後、場所をお隣のSejong Hallに移し、オープニング・レセプションがありました。Sejong Centerとアジア舞台芸術祭が主催の本レセプションは着席形式のランチで、アジア舞台芸術祭参加国からいらした代表の方々のお言葉や、Drum Catという女性5人の韓国のドラムグループによる演奏がありました。テーブルが国毎に分かれていたので、今回日本から参加される方々とお話できる機会となり、これから始まる4日間に期待が膨らみました。
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           Drum Catの演奏

続いて、PAMSに参加するうえでの基本情報などが説明されるオリエンテーション、韓国のカンパニーによるショーケースに参加しました。PAMSのショーケースは公募形式がとられていて、演劇・ダンス・音楽・複合ジャンルから応募者を募り、韓国の舞台芸術の発展に寄与し、国際的に活躍が期待されるカンパニーが選ばれ、開催期間中「PAMS Choice」としてショーケースが行われます。初日の7日は、Percussion Group Yadan、Kim Eun-hee Dance Company、WonKim/Group Collaboration OR、SORO Performance Unitの4団体の公演がありました。

ショーケース終了後は、各参加者がPAMS Plusというプログラムの中から好きな公演を選び、各会場にそれぞれ見に行くことになりました。PAMS Plusは、PAMS開催期間中に行われるフェスティバル(ソウル舞台芸術祭、SIDance Festival、アジア舞台芸術祭)の公演と過去のPAMS Choiceの作品から成り、各日選択して観ることができるプログラムです。

この日、私はアジア舞台芸術祭のプログラムである『オセロー』を観に行きました。“Othello in Noh Style”と銘打たれた本作品は、演出をYoun Taek LEE氏、オリジナルプラン・演出が宮城聰氏の共同プロジェクトで日本からの参加作品でした。


◎ 2日目 10月8日

10:00 から “Status of Latin American Performing Arts & Exchange Strategies”というタイトルで、ラテンアメリカの舞台芸術についてのフォーラムが開かれました。

スピーカー:
Pilar Ramos氏 (La Red de Promotores Culturales de Latinoamerica y El Caribe・ペルー)
Maria Thereza Bosi de Magalhaes氏 (SESC SP・ブラジル)
Alberto Ligaluppi氏 (Festival Internacional de Buenos Aires・アルゼンチン)
Adela Donadio氏 (Festival Iberoamericano de Teatro de Bogot・コロンビア)

残念ながら、私はその時間ブースセッティングのため聞くことができず、資料だけいただいてきました。フォーラム終了後はLatin America Theater Festival 主催のランチ・ミーティングがあり、ブース会場がオープンしました。
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             フォーラムの様子

今回は韓国内外から78ブースが出展し、東京芸術見本市も国際交流基金との共同ブースを出展、催事の紹介などを行いました。
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           ブース会場の様子
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           ミーティング・スペース

会場全体はゆったりとしたスペースで、中央に配されたミーティング・スペースでは、参加者同士、活発なお話合いがされていたようです。

15:30でブース出展時間が一端区切られ、皆さんPAMS Choiceのショーケース会場へ移動します。8日は、Cho-In Theatre、Sadari Movement Laboratory、Sevensense、Yeon Woo Theatre Companyの4団体のショーケースが行われました。


◎ 3日目 10月9日

この日は、Korea-Japan Performing Arts Meeting と題して、韓国のアーティスト・カンパニーと日本から参加のプレゼンター、いわみ芸術劇場 山崎篤典氏、あさひサンライズホール 漢幸雄氏、座・高円寺 和泉将朗氏、(株)ステーション 田村光男氏とのミーティングが行われました。

PAMS側で2006~2008年までのPAMS Choiceの芸術団体から、日本のプレゼンターとミーティングを希望する団体を集めてもらい、その中から10団体の方々に参加いただきました。それぞれの活動を紹介した後、韓国の舞台芸術や日本の状況について、率直な意見交換ができる機会となりました。


◎ 4日目 10月10日

とうとう最終日。日本からのショーケース『WASURA』がありました。中川かりんさん(二十五絃箏)、海津賢さん(Key)、YAOさん(Per)の特別ユニットでその名も「WASURA」。「わすら」とは栃木県の方言で「いたずら」という意味で、かりんさんが今回のショーケースのためにネーミングされました。この日は朝からリハーサルということで、ホテルからそれぞれの楽器を持って、会場であるKT Art Hallへ移動。限られた時間でしたが、入念なチェックがなされている様子を見て、期待が高まる筆者。

その後、メイン会場に移動し “Introduction to World Music Festival. Organizations and Exchange of Ideas” と題したフォーラムに行きました。

スピーカー:
Patrick De Groote 氏 (Sfinks Festival・ベルギー)
Isabel Soffer氏 (World Music Institute NY・USA)
Mark Justin Silvester氏 (Rainforest World Music Festival・ボルネオ)
Jo Forest氏 (『Songlines magazine』編集者・英国)
Kyung-Chae HYUN氏 (音楽批評家・韓国)

Woo-Chang HWANG氏 (ワールド・ミュージック系ライター)の進行で、それぞれの活動やWorld Musicの考察がされました。最後のQAセッションにて、「World Music」そのものの定義について、熱く議論が繰り広げられていたことが、とても印象的でした。
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           WASURAのパフォーマンス

そして、ランチ・ミーティング後、ショーケースが始まりました。この日のショーケースはJNH、Noreummachi、Easternox、そしてWASURAの順で上演されました。JNHはハーモニカのソロ、Noreummachiは伝統的な歌、太鼓と踊りを組み合わせたパフォーマンス、Easternoxは、韓国の伝統打楽器とリズムをアレンジした作品を、それぞれ上演。

最後にWASURAのグループが日本の田植え歌、『ずいずいずっころばし』、そしてオリジナル曲を演奏しました。午前中のワールド・ミュージックの話を踏まえて今回のショーケースを観ることができ、私なりにではありますが、歴史、文化、民族と音楽の存在について考えさせられる意義深い経験となりました。

当日帰りの方々をお見送りした後、ミョンドンにて、最後のソウルの夜を満喫。夜まで活気溢れる街を歩きながら、ご家族のお土産にと皆さんがBBクリームを買っていかれるのを見て、私も思わず購入。

ご一緒した皆様と、新しい発見や、それぞれの思いについて話が尽きないまま、今回のソウル舞台芸術見本市も終了しました。毎年もらい泣きをしてしまうクロージング・パーティがなかったのが、少し寂しかったですが、この場を借りて、今回も素晴らしいホスピタリティで運営されたPAMSスタッフの方々に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
                                            つか
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by welcome-tpam | 2008-10-29 19:23 | 世界の舞台芸術見本市
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